はじめに利用規約をご覧ください。

このサイトについて

日本国内と海外のワクチン接種状況(2回接種)をプログレスバー風に表示しました。元データにアップデートがあればリロードすると更新されます。当サイトは、開発者本人の個人的関心から制作されたもので開発者個人によって運営されており、公的な情報サービスや報道を目的としたものではありません。特に、完了日や残り日数の正確な予測を目的としていませし、政治的意図ももちろんありません。制作意図利用規約をご理解の上でご利用ください。


データについて

日本の接種状況については、首相官邸から公表される医療従事者、一般接種(高齢者含む)、職域接種の実績を合計した数値を表示しています。(一般と職域の重複は除いてあります)

完全自動ではないため、官邸のデータが更新されてもこちらのデータが更新されるまでに時間差が生じる場合があり、その間プログレスバーの更新も行われません。

集計したデータ(csv、json)はこちらで配信していますのでご自身の責任においてご自由にご利用ください。

日本以外の国や地域の接種状況についてはOur World in Data(注)のレポジトリにあるvaccinations.jsonを参照して表示しています。

総人口の参照先データはこちら

注:Our World in Data(以下、OWID)はオックスフォード大学を中心に運営されているオープンデータプロジェクトで、各国の接種や感染状況などCovid-19に関するものだけでなく、人口、環境、人権、紛争などあらゆるデータを収集公開しています。


各表示項目について

進捗率(完了までの%)
2回目の接種を終えた人数を総人口で割った数値を表示しています。集団免疫獲得の観点から全人口に接種は必要ないですし、ワクチン接種は個人の意思に基づくものです。そのため「完了」とはあくまでも架空の表現です。
平均速度
日毎の接種回数(=速度)を表示します。日本の接種報告に遅れが目立つため即日で接種回数を知ることが困難です。そのため発表日から数日遡った日を基準として過去7日間の平均回数(移動平均)を表示します。どの期間を平均算出の対象としているかについては「平均対象期間」に表示します。遅れの詳細についてはこちら。日本以外の国や地域については、過去7日間の移動平均です。詳しくはOWIDのページを参照してください。
人口比
人口100万人あたり1日に何回接種できたかを表します。総人口が多い国は接種できる医療者も多く接種回数も多いですから、人口差を考慮して多国間の速度を比べるのに役立つかと思います。詳しくはOWIDのページを参照してください。
完了までの残り日数
完了の条件を総人口の2回接種と仮定した場合の(実際そんな回数は必要ないと思いますが)、残りの回数を前述の平均速度で割って表示しています。ワクチン接種は個人の意思に基づくものです。そのため「完了」とはあくまでも架空の表現です。
60%までの残り日数
集団免疫獲得の目安となる総人口の60%の2回接種と仮定した場合の残りの回数を前述の平均速度で割って表示しています。
残り日数の前日差
加速感(減速感)を捉えやすくするため残り日数の増減を表します。分母は動かない前提で、-1日より低ければ加速中、-1は一定、0以上は減速となります。あくまで目安です。
最多接種報告記録
これまでの最多接種報告日と回数を表示します。これは日毎の接種報告数の最も大きい日となります。官邸による発表では集計に遅れが出るため、報告数と実際の接種回数は異なる場合があります。医療従事者は月曜日の数値に土日も合算されるので、月曜日を含む最多記録と月曜日を除外した最多記録を表示します。

制作意図

ワクチンの累積接種回数や日毎の回数をグラフィカルに表示するサイトは多いですが、速度の変化をより直感的に理解でき、必要最低限の情報を提示するための方法として、見慣れたプログレスバーのメタファーを利用した提示方法を考えました。

ワクチンを接種することについては様々な個人の考えがあり尊重されるべきものと考えます。接種を強制することは誰にもできませんから、スマホやPCのプログレスバーのように「完了」することはなくあくまで架空の表現です。

一方で、接種を希望して待つ人や蔓延の早期終息を望む人にとってワクチンの接種速度と目標までの概算日数を知ることは、制限された生活を余儀なくされる上で大切な情報でもあります。

世界規模で大多数の市民が関わるワクチンの集団接種など過去に誰も経験したことがない大規模事業です。様々な要素が複雑に絡み合い接種の進捗に影響を与え、将来を正確に予測することは困難です。だからこそ、正確な予測よりも「もしこの速度が続いたら?」という誰でも思いつく単純な推論によるイメージを共有できるツールがあることが重要と考えます。

世界のどこででも蔓延が抑制されて初めてパンデミックが終息します。その意味で、自国のみならず他国の状況も合わせて比較できるようにしました。

この分析に関しての記事を書きました。→「長いワクチン待ちの行列はどのように消化されていくのかについて」


運営者(個人)について

山辺真幸 (@masakick)

インフォグラフィックデザイナー。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 社会人博士後期課程。研究領域は情報可視化。ビッグデータの可視化やメディア技術と情報社会などのテーマで企業や研究機関との共同研究・アートの制作を行っている。プログラミングやデザインに関する大学の講義や執筆活動も行う。近年、「新型コロナ」感染拡大に関するビッグデータを可視化するCG等を制作し、NHKスペシャルやクローズアップ現代+などの番組に提供した。 情報処理学会会員、可視化情報学会会員、日本図学会会員。明星大学デザイン学部、情報科学芸術大学院大学、武蔵野美術大学造形構想学部にて非常勤講師。
個人サイト


ソースコード

プログラムのソースコードはgithubにてMITライセンスで公開していますので、ご自由にしてください。(プルリクをやりとりしたりしている余裕はあまりないと思います)

github

MIT LICENSE


バリエーション

アジア

ヨーロッパ

北米

南米

アフリカ

オセアニア

地域別


利用規約
当サイトは、開発者本人の個人的関心から制作されたもので開発者個人によって運営されており、公的な情報サービスや報道を目的としたものではありません。特に、完了日や残り日数の正確な予測を目的としていませし、政治的意図ももちろんありません。将来予測もモデルも何もありません。データの収集すらしていません。ただ公開されているデータを取ってきて割り算して表示しているだけです。そのため、情報の正確性、動作については非保証かつ、利用によって生じるいかなる不利益や損害についても責任を一切負わないものとしますのでご同意の上でご利用ください。スクリーンショットなどの転載(ツイート・リツイート)はご自由にしていただいて構いませんが、前述の通り、その結果によって生じるいかなる効果についても一切の関与・保証・賠償等を行いません。規約を理解せず利用し開発者に対する迷惑行為等が目立つ場合、あるいは開発者が負担を感じた場合は、外部への公開を取りやめます。ソースコードは公開していますので、見たい方はダウンロードして何処かのホスティングサーバにアップすれば見れるようになります。サーバサイドの処理は何もありません。
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